布団に入っているのに、なかなか寝つけない。体はクタクタなのに、頭だけがグルグル回っている——。
そんな「疲れてるのに眠れない」状態に悩んでいる方は、じつはかなり多いんです。当サイトがコラボしているヘッドスパ専門店「皇帝の息抜き」でも、睡眠の悩みはお客様に多い悩みの第4位にランクイン(お客様の悩みTOP5の記事はこちら)。
今回は、皇帝の息抜きのスタッフさんに「なぜ疲れているのに眠れないのか」、その原因と具体的な対策を聞いてきました。ヘッドスパと睡眠の深い関係から、今夜から試せるセルフケアまでお伝えします。
今回お話を聞いたのは「皇帝の息抜き」のお二人
皇帝の息抜き|新宿御苑前のヘッドスパ専門店
漢方薬剤師×整体師が考案した”新感覚ヘッドスパ”。「不眠でお困りのあなたに」という睡眠特化コースも用意されており、睡眠の悩みを抱えるお客様が多く来店するサロン。
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坂井です。睡眠の悩みで来られるお客様は本当に多くて、施術後に「久しぶりにぐっすり眠れました」と報告してくださる方もいます。今回はその仕組みも含めてお話しします。

影山です!じつは私自身も以前は呼吸が浅くて、整体師さんに指摘されるほどでした。自分の経験も踏まえてお伝えしますね。
「疲れてるのに眠れない」原因は自律神経にある

「体は疲れてるのに眠れない」って、矛盾しているように感じるんですが、なぜ起きるんでしょうか?

原因のほとんどは自律神経のバランスの乱れです。日中の仕事やストレスで交感神経がずっとONになったまま夜を迎えてしまうんですね。体は疲れて休みたがっているのに、脳だけが興奮状態——この「ズレ」が眠れない原因です。

自律神経はわずかなストレスでバランスを崩します。気温の変化や気圧の変動、環境の変化、それに加えて長時間のスマホやPC作業。これらが重なると、交感神経がいつまでも優位な状態から抜け出せなくなるんです。
ここで、自律神経と睡眠の関係を簡単に整理しておきます。
| 交感神経(活動モード) | 副交感神経(休息モード) | |
|---|---|---|
| 役割 | 心拍を上げる、血圧を上げる、集中力を高める | 心拍を下げる、筋肉をゆるめる、消化を促す |
| 優位な時 | 仕事中、運動中、ストレスを感じている時 | リラックスしている時、入浴中、睡眠中 |
| 眠れない時 | 夜になっても交感神経が優位なまま→ 脳が興奮して眠れない | |
つまり、眠るためには交感神経から副交感神経への「切り替え」が必要。この切り替えがうまくいかないことが、「疲れてるのに眠れない」の正体です。
こんな生活習慣が眠れない原因をつくっている

来店されるお客様を見ていて、「この生活習慣が原因だな」と感じることはありますか?

すごく多いパターンがあります。まず寝る直前までスマホやPCを見ている方。ブルーライトもそうですし、SNSやニュースで脳に情報を詰め込み続けているので、交感神経がまったく落ち着かないんです。

あとは呼吸が浅い方。デスクワークで前かがみの姿勢が続くと、胸郭が圧迫されて自然と呼吸が浅くなります。浅い呼吸は交感神経を刺激し続けるので、一日中「戦闘モード」のまま夜を迎えてしまうんですよ。
プロが指摘する「眠れない原因」になる生活習慣
- 寝る前のスマホ・PC——ブルーライト+情報刺激で脳が覚醒。最低でも就寝30分前にはオフにしたい
- 浅い呼吸——猫背やデスクワーク姿勢で胸が圧迫され、交感神経が優位な状態が続く
- シャワーだけの入浴——体の深部体温が上がらず、「体温の下降」による自然な眠気が起きにくい
- 寝る前のカフェイン・アルコール——カフェインは覚醒作用、アルコールは入眠を早めるが中途覚醒の原因に
- 不規則な就寝時間——体内時計が乱れ、眠くなるタイミングがずれてしまう
- 水分不足——血流が悪くなり、首肩のコリが悪化。コリは自律神経の乱れにも直結する

私自身も以前は「コリ症で食生活の乱れがひどく、日光が苦手で、呼吸が浅い」という状態でした。意識を少し変えるだけで本当に睡眠の質が変わるので、全部は無理でもひとつずつ試してもらいたいですね。
今夜から試せる睡眠改善法5つ|プロ直伝
お二人に「お客様にもいつもアドバイスしている」という具体的な改善法を聞きました。特別な道具は必要なく、今夜から始められるものばかりです。
改善法1:寝る前に深い呼吸を3分間
4-7-8呼吸法で副交感神経をONにする
鼻から4秒で吸い、7秒止めて、口から8秒かけてゆっくり吐く。これを3〜4セット繰り返すだけ。坂井さんが施術前にお客様にも必ずお伝えしている方法で、副交感神経を強制的に優位にする効果があります。布団の中で目を閉じて行えば、そのまま眠りに落ちる方も多いとのこと。

当店では施術前に必ず深い呼吸法をお伝えしています。呼吸ひとつで体の状態がガラッと変わるんです。施術の効果にも影響しますし、寝る前にやるだけでも睡眠の質は変わりますよ。
改善法2:ぬるめの湯船に10分以上浸かる
深部体温の「上昇→下降」が自然な眠気を誘う
38〜40度のぬるめのお湯に10〜15分浸かると、深部体温が一度上がります。その後の「体温が下がるプロセス」が眠気を引き起こすトリガーに。就寝の1〜1.5時間前の入浴が理想的です。シャワーだけで済ませている方は、これだけでも変化を感じるはず。
改善法3:就寝30分前にスマホを手放す
脳への情報流入をストップする
「そんなの無理」と思うかもしれませんが、影山さん曰く「最初は10分からでもいい」とのこと。スマホを寝室の外に置いて、代わりに本を読む・呼吸法をする・ストレッチをする。この「デジタルデトックスの30分」が、交感神経を鎮めるゴールデンタイムになります。
改善法4:後頭部と首の境目をほぐす
後頭下筋ほぐしで脳の緊張をリリース
後頭部と首の境目(後頭下筋群)は、目の疲れや脳の緊張がダイレクトに現れるポイント。ここを親指でゆっくり圧をかけながらほぐすと、頭全体がふわっと軽くなる感覚があります。坂井さんが毎日のセルフケアとして実践している方法で、詳しいやり方はセルフケア記事で解説しています。
改善法5:日中の水分補給と日光浴
「夜の睡眠」は「昼の習慣」で決まる
水分を十分に摂ることで血流が良くなり、首肩のコリが和らぎます。コリの改善は自律神経の安定に直結。また、朝の日光を15分浴びるとメラトニン(睡眠ホルモン)の分泌リズムが整い、約14〜16時間後に自然な眠気が訪れるようになります。

対策として「水分を取る」「睡眠時間を確保する」「食事のバランス」「体を冷やさない」「日光を浴びる」「正しい呼吸」——もう聞き飽きた方もいると思いますけど(笑)、意識を少し変えるだけで本当に体は変わります。全部一度にやらなくていいので、ひとつだけでも今夜から試してみてください。
なぜヘッドスパが睡眠改善に効くのか

ヘッドスパが睡眠に効くというのは、具体的にどういうメカニズムなんですか?

ヘッドスパでは頭・首・肩の筋肉をしっかりほぐすことで、物理的に血行を良くして自律神経のバランスを整えます。施術中に深い呼吸を意識してもらうことで副交感神経が優位になり、多くのお客様が施術中に眠ってしまうんですよ。これがまさに「交感神経から副交感神経への切り替え」が起きている証拠です。

当店の場合はさらに漢方アロマで内側からもケアします。お悩みに合わせて6種類以上の和漢アロマをブレンドするんですが、香りが嗅覚を通じて脳に直接働きかけるので、リラクゼーション効果がより深くなるんです。睡眠の悩みで来られるお客様には「不眠特化コース」もご用意しています。
ヘッドスパが睡眠改善に効果的な理由を整理すると、3つのアプローチが同時に起きていることがわかります。
筋肉のほぐし → 血行促進
頭・首・肩の筋肉の緊張がほどけることで血流が改善。こり固まった状態が自律神経を乱す原因のひとつなので、物理的にほぐすことが根本的な改善につながります。
深い呼吸 → 副交感神経の活性化
施術中に深い呼吸を誘導することで、交感神経から副交感神経へのスイッチングが起きます。この「強制的なリラックス状態」が、施術後の睡眠の質に大きく影響します。
漢方アロマ → 脳への直接的なリラクゼーション
香りは嗅覚から大脳辺縁系(感情・記憶をつかさどる領域)にダイレクトに届きます。施術の手技と香りの相乗効果で、より深いリラクゼーション状態を生み出します。
睡眠に悩む方からよくある質問
多くの方が施術日の夜は深い眠りにつけると実感しています。副交感神経が優位になった状態が数時間続くため、帰宅後〜就寝にかけてスムーズに入眠できるケースが多いです。
2週間以上眠れない状態が続く場合は、まず医療機関(心療内科・睡眠外来)への相談をおすすめします。ヘッドスパは医療行為ではありませんが、ストレスや自律神経の乱れからくる睡眠の悩みに対するケアとして、医療と併用されている方もいます。
慢性的な睡眠の悩みがある方は、最初は2週間に1回のペースがおすすめです。状態が安定してきたら月1回に減らし、日々のセルフケアと組み合わせるのが理想的な流れです。
自律神経のバランスを整える効果はあるため、不規則な生活の方にも有効です。ただし体内時計のリセットにはセルフケア(朝の日光浴、呼吸法など)も合わせて行うとより効果的です。
まとめ|「眠れない」を放置しないでほしい
「疲れてるのに眠れない」という状態は、体からの明確なSOSサインです。自律神経のバランスが崩れたまま放置すると、頭痛・首肩こり・集中力の低下・メンタルの不調と連鎖的に影響が広がっていきます。
この記事のまとめ
- 「疲れてるのに眠れない」の正体は、交感神経がONのまま夜を迎えている状態
- 原因は寝る前のスマホ、浅い呼吸、シャワーだけの入浴、水分不足など
- 今夜から試せる改善法:深い呼吸法、ぬるめの入浴、スマホオフ、後頭部ほぐし、日中の水分補給
- ヘッドスパは血行促進+呼吸誘導+アロマの相乗効果で自律神経を整える
- 2週間以上眠れない場合は医療機関への相談を優先

眠れないことを「仕方ない」で片づけないでほしいです。呼吸を変える、水分を摂る、そういう小さなことの積み重ねで体は変わります。それでも追いつかない時は、プロに頼ってください。

施術で外から整えて、漢方アロマで内側からケアする。この組み合わせが、お客様の“息抜き”になればと思っています。眠れない夜が続いている方、ぜひ一度体感してみてください。
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本記事の内容は、ヘッドスパ専門店「皇帝の息抜き」のスタッフさん監修のもと作成しています。
坂井さん
皇帝の息抜き|ヘッドスパニスト(経験8年)
美容室でのヘッドスパ経験を経て現職。施術前の呼吸法の指導にもこだわりがあり、自律神経のバランスを整えるアプローチに定評がある。
影山さん
皇帝の息抜き|ヘッドスパニスト
自身も呼吸の浅さや生活習慣の乱れを改善した経験を持つ。季節の変わり目による自律神経の乱れや睡眠の悩みに関する発信も行っている。


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