毎日できる習慣が美髪と睡眠をつくる
仕事や家事に追われる毎日。
・気づけば頭が重い
・目が疲れる
・眠りが浅い
そんな悩みはありませんか?
実はその不調、頭皮の「こり」が関係しているかもしれません。
頭皮が硬くなると血流が悪くなり、髪の栄養が届きにくくなるだけでなく、自律神経のバランスも乱れやすくなります。
今回は、ヘッドスパのプロが教える「自宅でできる5分のセルフ頭皮マッサージ」をご紹介します。
毎日の小さな習慣で、美髪と快眠を手に入れましょう。
マッサージの基本姿勢と注意点
まずは正しい姿勢から。
①椅子に座って背筋を伸ばし、両肘を机や膝の上に軽く置きましょう。
②肩や腕の力を抜いて、呼吸をゆっくり整えます。
③マッサージは「強さ」ではなく「リズム」が大切です。爪を立てず、指の腹を使って円を描くように優しくほぐします。
注意点としては、
・毎日やる場合は“やりすぎ”に注意(1日5分で十分)
・シャンプー直後など濡れているときは滑りやすいので力を入れすぎない
・頭痛や炎症、ケガがあるときは控える
無理をせず、気持ちよい圧を意識することがポイントです。
部位別セルフケア方法(頭頂部/こめかみ/後頭部)
頭頂部(血流アップの要)
両手の指先で頭頂をつかむように軽く押さえ、小さく円を描きながら動かします。
1分ほど行うと、じんわりと温かさが広がるのを感じるはずです。
頭頂部は「百会(ひゃくえ)」と呼ばれるツボがあり、全身のめぐりを整える効果があります。
こめかみ(目の疲れに)
人差し指と中指でこめかみを押し、ぐるぐると優しく回します。
そのまま耳の上に向かって指をスライドすると、こめかみから側頭部の筋肉が緩み、眼精疲労や頭の重だるさが軽くなります。
デスクワーク中やスマホを見た後に行うのもおすすめです。
後頭部(睡眠のスイッチ)
両手の親指を首のつけ根に当て、上へ押し上げるようにゆっくり圧をかけます。
この部分は「眠りのツボ」とも呼ばれ、リラックス効果が高いエリア。
寝る前に行うと副交感神経が優位になり、寝つきがスムーズになります。

使用すると良いアイテム(オイル・ブラシなど)
マッサージの心地よさを高めるなら、専用アイテムを取り入れるのもおすすめです。
- スカルプオイル:ホホバオイルやローズマリーなど、頭皮に優しい天然成分のものを。血流促進と保湿に効果的。
- マッサージブラシ:手の疲れを軽減し、均等に刺激を与えられる便利アイテム。お風呂でも使えます。
- アロマ:ラベンダーやゼラニウムなど、リラックス系の香りをプラスすれば“おうちスパ”気分に。
オイルを使う場合は、少量を手に取り、頭皮に軽くなじませてから始めましょう。

続けるコツと効果を高める習慣
セルフマッサージは「1回やって終わり」ではなく、続けることで体が変わる習慣です。
コツは“時間を決めて習慣化すること”。たとえば「寝る前5分」「入浴後すぐ」など、毎日のリズムに組み込むと継続しやすくなります。
また、頭皮の健康は生活習慣にも左右されます。
・水分をしっかり摂る
・シャワー後はすぐ乾かす
・睡眠時間を一定に保つ
こうした基本を整えることで、マッサージの効果がより長続きします。
まとめ:毎日の習慣で変わる実感
たった5分の頭皮マッサージでも、続けるうちに
「目が疲れにくくなった」
「髪にハリが出てきた」
といった変化を感じられるようになります。
サロンのヘッドスパのような深い癒しを、自宅でも少しずつ再現できるのがセルフケアの魅力。
一日の終わりに、自分をいたわる時間をつくってみませんか?
その小さな積み重ねが、心と髪、そして眠りまでも整えてくれます。



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