ヘアアイロンは何度くらいだと髪が傷みにくいの?
ヘアアイロンの設定温度は、各メーカーで違いはありますが、大きく気をつけるポイントはほぼ同じです。この記事では、髪を傷みにくくするためのヘアアイロンの使い方の基本について解説していきます。
ヘアアイロンがもつ3つの目的
使い方の前にまずは、ヘアアイロンを使うシチュエーションを再確認しましょう。その用途により、気をつけるポイントが変わってきます。目的は大きく3つです。
髪のセット
ヘアアイロンの熱で髪の流れを変えることで、髪の毛に動きのあるセットができます。ドライヤーでは作れない髪型も、ヘアアイロンだと、自分のなりたい髪型に合わせて様々なアレンジができます。
髪のボリューム調整
内巻きや外はね風のアレンジをすることで、髪にボリュームを与えたり、逆にまとまりのある髪の毛を作ることができます。それぞれの悩みに合わせて、用途に合った使い方ができます。
パーマの再アレンジ
がっつりパーマをかけてしまうと、毎日同じ髪型になりますが、アイロンを使えばその日の気分で髪型を自由に変えることができます。
ヘアアイロンの使い方【基本編】
またヘアアイロンの基本的な使い方を確認していきましょう。
持ち方
まず持ち方ですが、ヘアアイロンのプレートを挟んで下の部分を親指で支え、上の部分は残りの指4本で持ちます。スイッチのオン・オフだけのものもあれば、温度調節が必要なものもあるので注意が必要です(※オン・オフのみのヘアアイロンは高温まで一気に上がりやすいのでご注意)
設定温度
ヘアアイロンでは、基本的に3つの温度設定を使います。
基本的にアイロンは、温度を上げるにつれ「形が付きやすい」メリットがありますが、「髪が傷みやすくなる」というデメリットが増します。その反対に、温度を下げると、これと真逆のメリット・デメリットです。
このヘアアイロンの特性をふまえ、理想的な設定温度を、以下を目安に設定して使いましょう。
- 基本…140℃
- 直毛、硬い毛…160℃前後
- 軟毛、くせ毛、ハイダメージ…120℃
あくまでもこれは、アサミ家ママのおすすめ設定温度です。詳しくは、各メーカーの説明書に記載されている温度で使いましょう。
スタイリングの基本
ヘアアイロンでのスタイリングでもっとも多いのが、カールを演出することです。カールを出す時は、主に「内巻き」と「外巻き」の2つがあります。ここでは、それぞれの手順をまとめますのでご覧ください。
内巻き編
内巻きにするときは、ヘアアイロンを持つ親指に力を入れて、髪を挟むようにしましょう。
内巻きのメリットは、髪の毛にふんわりとボリュームを出すことができます。最終的に毛先が向いてほしい方向とは180度逆向きにアイロンを通すと、他の髪と馴染みにくく、立体的な毛流れを作ることができます。挟む髪の毛の量は、なるべく少なめの方がおすすめです。
少ない毛束ごとにカールをつけることで、より自分の思い通りの髪型を作ることができます。また、低い温度でも熱が伝わりやすいので、髪の毛も傷みにくくなります。
外巻き編
外巻きでは内巻きとは逆に、親指以外の4本指に力を入れて、髪の毛を挟みます。毛束を挟んで上から力を入れることで、よりキレイな外はねを作ることができます。
外はねを作りたいからと言って、髪の毛を挟んだ状態で上に持ち上げすぎるのはNG。挟んで離すときのイメージは、英語の「J」やひらがなの「し」です。アイロンを通すときは毛先が後ろを向くように、前に向かって「J」を描くのがおすすめです。ヘアアイロンをした後にワックスをつけると、よく毛先の向きが変わってしまう問題は、このやり方で解決できます。
髪の毛の量が多い人は、ヘアクリップで髪の毛を留めて、毛束を少しずつ挟むようにするとより効果的です。
まとめ
これまでヘアアイロンの正しい(髪を傷めにくい)使い方を解説しました。ポイントを一言でまとめるとこちら↓
- ヘアアイロンで髪のボリューム調節や効率的なヘアセットができる
- パーマをあてなくても自由なカールを作ることができる
- ヘアアイロンの一般的な温度は140度が目安
- 温度は髪質やダメージの有無などで調整すると吉
- カールを作る時は毛束を少しずつ挟むのが鉄則
- 毛先が向いてほしい方向とは180度逆にアイロンを通す
- 外はねカールを作る時は英語の「J」やひらがなの「し」をイメージ
それぞれの詳細は、こちらの項目をクリックしてご確認ください↓
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