髪とストレスの関係☆白髪や抜け毛との因果関係と改善策☆

髪と頭皮の健康

【髪とストレスの関係】白髪や抜け毛との因果関係と改善策

【髪とストレスの関係】白髪や抜け毛との因果関係と改善策

抜け毛によるハゲや薄毛は、男女にとってもの凄く大きな悩みの種となるでしょう。

男性にとっては、20~30代の70%の人が薄毛の悩みに直面しているとされます。

女性にとっても、薄毛やボリュームダウン、白髪、うねりやパサつきといった、髪の悩みを若いうちから抱えている人が増加傾向にあります。

はたしてこれらの髪の悩みとストレスに因果関係はあるのでしょうか?

この記事では、様々な髪の悩みとストレスとの因果関係とその改善策、後半では、美髪と健康的な頭皮をキープするためのストレス管理の仕方をお伝えしていきます。

ストレスで白髪が増える?白髪とストレスの因果関係と改善策

ストレスで白髪が増える?白髪とストレスの因果関係と改善策

フランス革命で処刑されたマリー・アントワネットが、処刑の前日に一夜にして白髪になったという逸話があるように、ストレスと白髪の因果関係は古くから伝えられてきました。

近年では、アメリカのオバマ大統領の、立候補前と辞任後の白髪の量が頻繁に引用されています。

白髪の増加は、遺伝と年齢経過により、ある程度は決められています。

しかし、過度なストレスが白髪を増やすという事実は、もはや否定することはできません。

2020年1月にネイチャー誌に掲載された、ハーバード大学の研究チームによるマウス実験により、急性ストレスが白髪を発生させるメカニズムが解明されました、

急性ストレスによるノルアドレナリンの増加が髪を白くする

髪の毛の色は、メラニン色素を生成するメラノサイトと呼ばれる細胞によって決定されます。

新しいメラノサイトは、髪の毛の根元にある毛包内に生息するメラノサイト幹細胞から作られていて、私たちが年をとるにつれて、これらの幹細胞は徐々に消えていきます。

メラノサイト幹細胞を失った毛包から生える髪の毛は、色素が少ないので灰色に見えるのです。

ハーバード大学の研究チームは、マウスを使用してストレスと白髪の因果関係を調べました。

マウスは、短期間の軽度な痛み・心理的ストレス・動きの制限といった3種類のストレスにさらされました。

そのすべてが、メラノサイト幹細胞の顕著な喪失と髪の白髪を引き起こすことになりました。

研究者たちは最終的に神経伝達物質であるノルアドレナリンに注目しました。

ノルエピネフリンとしても知られるノルアドレナリンは、コルチコステロンとともに、ストレスを受けたマウスで顕著に上昇し、その結果、ノルアドレナリンが、ストレスによって誘発される髪の白髪化の鍵であることを彼らは発見しました。

ストレスのないマウスの皮膚下にノルアドレナリンを注射することにより、メラノサイト幹細胞の喪失と白髪の発生を引き起こすことも突き止めたのです。

研究者たちは、ストレスが体に悪いことは知っていたが、その有害な影響は彼らが想像したものを超えてたと語っています。

急性ストレスにより与えられたノルアドレナリンの増加により、ほんの数日後にメラノサイト幹細胞はすべて失われたのです。

そして、それらがなくなると、ほぼ永続的にメラニン色素の再生力は失われてしまいます。

白髪になった髪の毛を黒く改善することはできるのか?

メラノサイト幹細胞が完全に失われた毛包から生える髪の毛の色を自然に改善させることは、ほぼ不可能だと考えられます。

しかし、白髪が始まったばかりの時期は、一部の毛包はまだ順応性があり、白髪が元に変化する可能性があると、コロンビア大学の研究チームにより報告されています。

重度なストレスに侵された時期から解放され、心理的な幸福を感じると、14人中10人の一部の白髪が改善されたと言います。

この結果と、先のハーバード大学の研究結果から言えることは、日々のストレスやメンタルヘルスケアが白髪の発生を抑制し、重度なストレス環境から解放されることで、一度白髪になった髪の毛も改善できる可能性があるということです。

老化や遺伝的要因を回避することはできませんが、白髪の増加を抑えるには、ストレスの少ないライフスタイルが鍵となるでしょう。

具体的なストレス管理の仕方は、記事の最後にお伝えします。

ストレスで髪の毛は抜けるのか?抜け毛・はげ・薄毛とストレスの因果関係

ストレスで髪の毛は抜けるのか?抜け毛・はげ・薄毛とストレスの因果関係

年齢経過による抜け毛やはげは遺伝的な要素が強く、すべての抜け毛がストレスによって引き起こされるわけではありませんが、一方で、ストレスと抜け毛の因果関係も様々な研究により報告されています。

高ストレスレベルに関連する抜け毛(脱毛)には、以下の3つのタイプが存在します。

ストレス原因の脱毛の種類

  1. 休止期脱毛症
  2. 円形脱毛症
  3. 抜毛症(抜毛癖)

男性型脱毛症として知られるAGAは、「男性ホルモン(Androgen)」と「遺伝(Genetic)」による「脱毛症(Alopecia)」を意味するものです。

ですから、ストレス誘発型の脱毛症とは区別すべきであり、治療法も異なります。

男性型脱毛症(AGA)は、男性ホルモンの一種であるテストステロンが悪さをした結果、ジヒドロテストステロンが毛包のホルモン受容体と結合することで、頭髪のヘアサイクルの乱れを引き起こします。

AGAの原因の約80%は遺伝によるものだと報告されていますが、薄毛(はげ)の原因の80%が遺伝によるものという意味ではありません。

女性男性型脱毛症(FAGA)については、薄毛を防いでくれる女性ホルモン(エストロゲン)が何らかの原因で減少することにより発症するとされるので、ストレスもその要因の1つの可能性はありますが、ほとんどの場合は、後述する慢性びまん性休止期脱毛であると考えられます。

女性の場合は、頭頂部から全体にかけて放射状に髪が薄くなりますが、男性のように生え際が後退して禿げていくことはめったにありません。

1. 休止期脱毛症

休止期脱毛症は、成長期の髪の毛包が何らかのきっかけで休止期に入り、脱毛が起こることを言います。

休止期脱毛症は、急性・慢性びまん性・慢性、の3つに分けられることがあります。

急性休止期脱毛症は、精神的なストレス、栄養不足、手術、出産、ホルモンバランスの乱れなどを原因として、髪の成長の途中である短くて細い毛が急に抜けていく状態を言います。

慢性びまん性休止期脱毛は、6ヵ月以上かけて少しずつ進行していくのが特徴です。貧血、甲状腺疾患、肝機能障害、無理なダイエットや栄養不足、頭皮環境の悪化、ストレスや更年期障害によるホルモンバランスの乱れなどが原因とされています。

慢性休止期脱毛は、6ヵ月以上続くもので、発症の詳しい原因は分かっていません。女性男性型脱毛症(FAGA)と似ているので、判別が難しくなっています。FAGAは、頭頂部や前髪の生え際に脱毛がみられますが、慢性休止期脱毛は側頭部も脱毛します。

休止期脱毛症から発生する脱毛は完全に改善可能とされています。休止期脱毛症は毛包に永久的な損傷を与えることはありません。病気の快復、生活習慣の改善、ストレスからの解放により、数ヵ月以内に髪の毛が元に戻ることもあれば、それ以上かかる場合もあります。

2. 円形脱毛症

円形脱毛症は自己免疫疾患の1つで、極度のストレスにより、免疫系が毛包を攻撃すると発症するとされています。

10円玉程度の脱毛から頭皮全体で髪の毛が失われることもあります。全身性脱毛症として知られる重症の場合は、体全体の毛が失われることです。

ストレス状態が長く続くと、繰り返し髪の毛が抜ける可能性があります。

3. 抜毛症(抜毛癖)

抜毛癖とも呼ばれる抜毛症は、自分自身で髪の毛や眉毛・まつ毛などを引き抜いてしまうクセで、衝動制御障害の1つとされることがあります。

退屈しのぎや気晴らしのような、ただのクセの場合も多いですが、ストレスや他の否定的な感情を和らげる手段として意図的に行ってしまう場合があります。

このように、急性の脱毛症以外にも、抜け毛や薄毛の原因に高ストレスが関係している可能性はいくつかあります。

食生活の改善や頭皮ケアの他に、日々のストレスを最低限に抑えることが重要となるでしょう。

具体的なストレス管理の仕方は最後に紹介します。

ストレスによる抜け毛や薄毛は永久に改善されないのか?

脱毛がストレスによって引き起こされた場合、時間が経つにつれ髪が再成長する可能性は十分にあります。

髪の再成長の速度は人によって異なります。

髪は通常、1カ月で約1~1.25cm、1年で約12~15cm伸びます。

それは約4~6年間伸び続け、寿命となります。

髪の毛の成長には、4つのフェーズのサイクルがあります。

成長期によって4~6年間強く成長しながら伸び続け、退行期(2~3週間)で毛包が収縮し始め、約3ヵ月の休止期で成長が完全にストップして、新たに成長を始めた髪に押し出されるようにして自然と髪が抜け落ちていきます。この3つのフェーズと独立した形の外因性フェーズがあり、周期と関係なく新しい毛包が発生して髪が成長していきます。

ストレスから解放されて、頭皮の健康状態が改善されれば、新しい毛包と髪の成長が期待できるということです。

ストレスは髪のパサつきやうねりの原因になる?

ストレスは髪のパサつきやうねりの原因になる?

強いストレスを感じると交感神経が優位に働き、アドレナリンなどの毒性の強いホルモンが分泌されます。

適量ならばよいのですが、過剰に分泌されると血管を収縮させ、血圧の上昇や筋肉の硬結をまねきます。

肩こりと同じように、頭部も筋肉で覆われているため、常習的に強いストレスを感じることで頭部の筋肉が凝り固まります。

そうすると、毛乳頭細胞に血液や栄養のある酸素が十分に届かなくなるため、髪の毛に悪い影響を与えます。

その結果、頭皮環境の悪化による髪のパサつきや、クセやうねり、頭皮の臭いの原因にもなると考えられます。

高ストレスを避け、毎日を穏やかに過ごすことも、美髪は健康的な頭皮には必要です。

【ストレス管理の仕方】美髪と健康的な頭皮をキープする方法

【ストレス管理の仕方】美髪と健康的な頭皮をキープする方法

さいごに、ストレスを管理して、健康的な頭皮をキープすることで抜け毛や白髪の発生を減らし、美髪の成長へと導く方法を解説します。

ストレスレベルを効果的にマネージメントする方法を学ぶことは、さらなる抜け毛や白髪のリスクを減らすのに役立ちます。

しかし、これは口で言うほどそう簡単にできるものではありません。

いくつかのストレス管理方法を試してみて、あなたが心地良いと感じる手法を見つけて、少しずつ日々のストレスを減らしていけるようにしてみましょう。

ストレス管理の方法は、一般的に以下のものが挙げられます。

1. エクササイズ

運動はストレスを解消するためにはとても素晴らしい方法です。

体の健康にもメリットが多いので、運動が好きな方はストレス管理にぜひ取り入れてみましょう。

2. 趣味

自分が好きで楽しいことに取り組むことは、ストレスと戦うための素晴らしい方法です。

1人での趣味も良いですが、同じ趣味も持った仲間と楽しい時間を共有することも、ストレスの低減にとても役立ちます。

3. ストレスを把握する

あなたが日々感じたストレスや不満の原因を、ノートなどに書き連ねてみるのも、ストレス管理には効果的です。

ストレスの原因を把握することで、それをコントロールする術を発見できることもあるでしょう。

または、そのストレスから逃げ出すことも時には必要であり、自分を責めることはありません。

4. ヨガ・瞑想をする

ヨガ・瞑想・呼吸法などで、今のこの瞬間に集中することは、日々感じているストレスから離れるには優れた方法です。

リラックスして副交感神経が優位な状態を保つことは、頭皮の健康にとっても有効です。

5. マッサージを受ける

マッサージを受けてリラックスすることも、副交感神経を優位にする良い方法です。

気持ちいいと感じる以外にも、筋肉の緊張がほぐれることにより、頭皮に栄養豊富な血液と酸素を送り届ける手助けにもなります。

ストレスを低減できたとしても、改善が見られないという場合は、日々の食生活やヘアケア方法を見直す必要があるかもしれません。

健康的な頭皮を維持し、髪を綺麗にするには、日々の生活と栄養管理や毎日のヘアケアがとても重要になるので、ぜひ以下の記事などを参考にして、理想の美髪を目指しましょう。

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